ママス&パパス(The Mamas & the Papas)は、1960年代のアメリカで活躍したフォークグループ及び当グループのアルバム。
代表曲は、『夢のカリフォルニア』『マンデイ・マンデイ』。
1998年、ロックの殿堂入りを果たした。
・ Spotify : The Mamas & the Papas / ママス&パパス
The Mamas & the Papas / ママス&パパスの経歴
1960年代初め、キャス・エリオットが所属していたフォークバンド「ビッグ・スリー」と、デニー・ドハーティが所属していたバンド「ハリファックス・スリー」のメンバーが合流し、紆余曲折を経て、1965年にママス&パパスは結成される。
メンバーは、ジョン・フィリップス(1935年8月30日 – 2001年3月18日)、デニー・ドハーティ(1940年11月29日 – 2007年1月19日)、キャス・エリオット(1941年9月19日 – 1974年7月29日)、ミシェル・フィリップス(1944年6月4日 – )。
フィリップス夫妻が手掛けたデビュー・シングル『夢のカリフォルニア』が、いきなり全米4位の大ヒットとなった。
次のシングル『マンデイ・マンデイ』は1位にまで昇り、ファースト・アルバム『If You Can Believe Your Eye and Ears』もロング・ヒット。
1966年発売のシングル『アイ・ソー・ハー・アゲイン』は全米5位、この曲を収録したセカンド・アルバム『The Mamas & The Papas』も全米4位まで昇った。
翌1967年にはモンタレー・ポップ・フェスティバルにも出演し、サード・アルバム『Deliver』も全米2位に達するなど活動は好調だったが、ジョンとミシェルの夫婦仲は再び亀裂が生じ始めていた。
そして1968年になると、グループは完全に崩壊し、各メンバーはそれぞれ個人的な活動を始めた。契約上制作しなければならなかった最後のアルバム『People Like Us』は、メンバーが各自で収録した曲をまとめて発売された。
California Dreaming : 夢のカリフォルニア by The mamas & the papas
ニューヨークの冬景色を眺めながら着想されたママス&パパスのデビュー曲。
全米4位、全英23位のヒットを記録し、続く、全米一位の「マンデー・マンデー」とともに、フォーク・ロック・ブームの隆盛に貢献。
男女2名ずつの編成も当時としては珍しかった。
陽気さの中に郷愁を漂わせたソフトな曲調で、間奏のフルートも印象的。
ママス&パパスのヒッピー系のいでたちと相俟って、世の人々のカリフォルニア感を決定づけ、直後のフラワー・ムーヴメントに誘った。